お墓の改葬

東広島のお墓やさん、

有限会社やまにしブログです^ – ^

 

今日は、お墓の改葬について解説しますね。

 

お墓の改葬とは?

○ポイントは3つ

ここでのポイントは3つあります。

①既存墓石をどうするか

②新たな墓をどうするか

③祭祀の継承をどうするか

順番に見ていきましょう!^_^

 

○既存の墓をどうするか

既存の墓石は、その役割を全うし撤去処分する場合と、その一部ないし全部を新たな墓所へ移設するという方法があります。(例:仏石のみを新たな墓所へ並べる など) ※既存墓石を使用する方が、新たに墓を作るよりローコストかと思われがちですが、墓石を割れないように保全しながら引越し再設置するのは意外とコストがかかります。物にもよりますが、経験上ほとんどこの2択では金額差がでないことがあります。

○新たな墓をどうするか

パターンとして

・既存墓石を新たな墓所にて再利用する

・既存墓石は処分し、新たな墓を求める

のふたつとなりますが、新たな墓を求める場合には、下記の”祭祀の継承”が重要なポイントとなります。

○祭祀の継承をどうするか

新たな墓を求める場合に、選べる墓の種類により大きく分かれる内容があります。それが祭祀の継承です。

これはつまり、”墓守り”ともいいかえられるでしょうか。あるいは、”遺骨の相続人”という表現もできるかもしれません。

その遺骨の管理名義人であり、その遺骨の供養場所、供養作法の決定に加えて最終的な管理責任をもち、またそれをいずれ他の誰かへ継承する責任をもつ者となります。

 

通常のお墓とは、通常は墓地の仕様名義人がこの”祭祀継承者”にあたります。

しかし昨今では、永代供養や合同供養などに代表されるように、

祭祀の継承を他者(霊園やお寺など)へ手放す方法が多く見られるようになりました。

権利と責任は表裏一体ですから、

この永代供養や合同供養などにおいては、埋葬後の遺骨に関して、管理責任は離れはしますが逆に権利主張はできなくなるものという認識が原則となります。

 

つまりは、

祭祀を継承する→個別墓

祭祀を継承しない→永代供養、合同供養墓など

という選択肢となることを覚えておいてくださいね。

お墓の改葬パターン

○墓じまい

巷でよく聞くようになったフレーズですね。おそらく一般的には、

“既存の墓石を撤去処分する”

という意味合いで使われているかと思います。

しかしながら、ポイントはもうひとつ。

中のご遺骨をどうするか?という内容が含まれております。(むしろこちらが重要)

遺骨は、合同墓などの永代供養に移すという方法が多いようですが(この場合には後述する祭祀の継承を他者に委ねるということになります)

近親者のお墓へ引越しして、そちらで祭祀を継承するという方法もあります。(こちらは墓まとめの一環ともいえます)

○墓引越し

○墓まとめ