失敗しない墓じまいレポート Vol.8

〇墓じまい 既存墓石の撤去について

・魂抜き(抜魂)
墓じまいで既存の墓石から遺骨を取り出し撤去する前に、僧侶に魂抜きをしてもらう風習があります。これはそこで眠るご先祖へ、「引越ししますよ」と伝えることであり、これまで慣れ親しんだ家(墓石)に「お疲れさまでした」といってその役目を終えさせることでもあります。 宗旨や地域により作法が違ったり、※魂抜きという概念自体がない場合もありますが、まずその意図をしっかり認識してさえいれば、作法はそれぞれの形があってよいと言えます。 また新しいお墓へ遺骨を納骨するときは、“入魂”を行います。これは新たな家であるお墓に対して、“〇〇家のお墓”という役割を与えることであり、また引っ越しする遺骨に対して「ここがこれからの家だよ」と伝える儀式でもあります。

・費用
墓じまいのご相談を頂くときにまず皆様が気になる部分です。 
具体的な金額は見積もりが必要になりますが、金額に影響する要素をご紹介しますと
・石材の分量 : 多いほど高額 石材処分費にも影響
・立地    : クレーン付き車両の横づけができるなど、荷運び作業が容易な方が安価 逆は高額
・石材処分  : 撤去した石材を処分する場合と、他所で据えなおしする場合 後者が高額
これらが代表的なところです。しかしながらお見積りしてみないことには前に進みませんので、まずは無料のお見積りはご利用なさるとよいかと思います。
例えば小さくて一人で抱えられるようなお地蔵さんをひとつ撤去処分する程度であれば数万円~の場合もありますが、逆に車両も遠くにしか停められず、石材の分量も多い場合では、何十万円~という場合もあります。
費用を抑えたい場合は、遺骨の合同埋葬とセットで墓じまい費用が割引されるケースもあります。
詳しくはお問い合わせください。