失敗しない墓じまいレポート Vol.10

・べき論からすてき論へ
お墓がたたることを極度に怖がっている方にとっては、何かにすがりたい気持ちがあること、よーくわかります。ご自身の判断ではなく、お寺であったり、石材店であったり、何か自分以外の権威のあるものに判断してもらって、そこに責任を委ねたいという無意識の感覚を強く感じます。

そんな方はたいてい、「こうすべき」「こうしないといけない」みたいな感覚にとらわれて身動きできなくなっているパターンが多いようです。 いわゆるべき論ですね。 死後の世界は未知の世界ですから、そこを間違ってたたられたくないわけです。また、親族からも揶揄されたり白い目で見られたくないわけです。

「自分のことかも、、、」と感じられた方はまだ大丈夫です。冷静にご自身を見ておられます。
しかしこの話に怒りがわくような方は、要注意です。

親族や周りの意見を無視してよいとは言いませんが、周りが与えることができるのは選択肢だけです。
そして権威のある誰かに作法を決めてもらったとしてもそれは、受け入れたあなた自身の決断です。その決断の影響を受けるのはあなた自身しかいないのです。なぜならば、お墓の本質とはそういうものだからです。

しかし安心してください。このレポートでお伝えしたいことは、
どんな作法で、どんな墓じまいをしたから失敗しますよ、という事ではありません。
お墓に正解があるとすればそれは、あなた自身の自由な意思の中にあるのです。
それを他に求め 〇〇〇しなくちゃいけない  〇〇〇するべきだ という考え方は、
ここですっかり手放してください。

結局のところ死後の世界は、「こうあったらいいな」という意識の世界なのですから。

同じ作法をやるとしても、たたることを畏れてやればたたる状況を引き寄せてしまいますし、
こうしてあげたほうがおじいちゃん安心するだろうな、と考えてやるならば不思議とそれが真実となります。
(どのように真実となるかは、この世を過ごしてのお楽しみ。)

文中の魂抜きについても、「それをやらなければたたられる」 というよりは、
ご先祖様に、「寝てるところ悪いけど、引っ越しするからちょっとだけ起きてね これから出かけるよ」
と声をかけた方が気持ちよいだろうし、 撤去する墓石にも
「長らく世話になったけど、役割を終えるからね ありがとう」と
労わってあげられれば気持ちいいと思いませんか。
そんなとらえ方ができる墓じまいならばきっとそれは“すてき”だと思うのです。

墓じまいを失敗しないための究極の秘訣それは、
どのような方法を採るかに関わらず
べき論をすてき論に変えることです。
死後の世界において、べき論は正解を求めているにもかかわらず決して正解に行きつくことはありません。
一方のすてき論であれば、あなた自身の胸の内に必ず答えがあります。

あなたの、故人への想いにふさわしいお墓としてあげてください。
あなたの、次世代への想いにふさわしいお墓としてあげてください。
そこには値段や、方法論の正解不正解などないのです。