樹木葬の真実

いい供養いつまでも。 

やまにし blogです(‘ω’)ノ

ここでは、近年多くなってきた ”樹木葬”について解説してみます。

樹木葬って何?

そもそも樹木葬って何なん?という方のために解説を。

・・・・と言いたいところですが、この定義は実はあいまいなんです。

樹木葬を求めて相談に来られるお客様の言葉をそのまま借りると、

樹木のそばにパーッと骨を蒔いてもろうたらええ」(類似の表現は多々)

といったニュアンスに思われている方が多いこと。

 

あるいは、”樹木が植えてありガーデン調になっているお墓の様子”をなんとなーくイメージされている方も多いです。

 

 おそらくソースは何らかの広告かネットだと思われますが、イメージだけ先行していて、実際のサービスとは乖離しているものもあるのです。

 

では実際の樹木葬、どのような商品があるのかみてみましょう。

樹木葬の種類

樹木と墓が分離しているタイプ

樹木の植えられているエリア(土)と、納骨されるカロート(骨室)が分離されているタイプ。つまりこちらは、

樹木葬というよりガーデン墓と呼ぶべきタイプ。

中には、同じ土に埋葬するように見せかけてよく見ると分離されているものもあり、これを樹木葬と呼ぶのははっきり言ってお客様をたばかっているように思いますが、個別のスペースがほしくて、樹木に囲まれた環境が気に入る方には良い商品です。 

次に紹介する方法は個別のカロートがないタイプになりますのでね。

 

樹木の植えられるエリアの土に埋葬するタイプ

”樹木葬”の意味合いからすると、こちらが本来の形なのかも。

広大な土地の中で希望の箇所に遺骨を埋葬し、そこに木を植える方法もあれば、あらかじめ樹木の植えられたエリアを区画分けして分譲しているタイプも。

個別のシンボルツリーなのか合同のシンボルツリーなのかという差はあれど、いのちを樹木に引き継ぐ意味合いがあり、その樹木そのものが墓碑となることは”樹木葬”の名にしっくりきます。

ちなみに植える樹木の種類が選べるシステムの商品もあったらしいのですが、聞くところによるとお客様が思い思いの木を植えた結果、景観や環境がごちゃごちゃになってしまったので樹木の種類を絞った、という事例もあるようです(苦笑)。

上記二つの折衷案的タイプ

樹木のエリアに埋葬してそこで土に還るようなイメージを与えつつ、個別のスペースを確保しているタイプ。

具体的には、樹木のエリアの土が区画分けされており、そこに小さな墓碑が載せられる

ただしこちらも、一定年数が経ったらそこから遺骨を取り出し、別の場所にある合祀墓に埋葬するシステムのものもあります。じゃあいったい何のために樹木の土に埋めたの?という疑問はここでは考えないでおこう

もっと簡単に作られたものも

樹木葬の場合、種類によってはとても省スペースでつくれちゃいます。

ていうか、墓地の空きスペースや景観用に植栽しているところなどを活用して

「樹木葬です」

と謳っている霊園がふえましたね。

省スペースで開発予算がかからないことから、その分安くお客様に提供できる方法になり、結果喜ばれるという構図はあるようですが、、、

しかしやはり、そんなのでいいのかな・・・と筆者は考えてしまいます

樹木葬を選ばれる方の声

ぼくがお世話させてもらったお客様の声をいくつかご紹介します。

 

「自然に還るというコンセプトに、これだと思いました」

「お父さん、桜が好きだったから」

「おばあちゃんは生前に樹木葬がいいといっていた」

「雨も降れば風も吹くけど、暗いお墓の中に入れられるよりこちらのほうが開放的でいいわ。夜空も見えるし」

 

 

納骨場所としてひとつのトレンドであり、今やすっかり定着した感のある樹木葬ですが、このようにサービス提供する側のやり方や捉え方で、内容が大きく変わります。

ほんとうにご自身やご家族の遺骨を眠らせるにふさわしい場所なのか、しっかり冷静な目でご判断されるようにしましょう。

 

  

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 おだかずひこのプロフィール

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 有限会社 やまにし

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