自分ならどんな墓を買う?
いい供養いつまでも。有限会社やまにしです^_^
自分はお客様のご依頼を受けてお墓を設計するとき、そのご家族の様子や歴史、想いなどをヒアリングしながら反映していきます。
ご家族の在り方や大切にしていることなどは、千差万別ですので、その意味ではお墓に定番品などないといえるのかもしれません。
ただ、お墓を生業にして長らく過ごしている自分が、自分だけの感性でいまお墓を選ぶなら、どのようなかたちになるのか。
墓屋が選ぶ墓のひとつのパターンとして参考にしてください(笑)
①ロケーションに合った姿形
墓地の環境は様々で、また隣近所で建っているお墓の様子もその景観に含まれます。その景観を崩さないような範囲でデザインを決めていきます。人と変わったことが好きな個性であったり、奇抜なお墓が好きな場合には逆張りもありますが、自分としては個性を出すとしてもあくまで景観を壊さない範囲での自由度かなと思っております。
②敷地に対して大きすぎない墓石
個人的な好みですが、敷地広さに対してマッチする墓石の大きさには、ある種の黄金比みたいなものがあるようにも感じます。大きければよい、ということではないですね。その適正なバランスで作られたお墓はとても品が良くて、通り過ぎるときについつい眺めてしまいます。
③文字彫刻のバランス
お墓に彫刻する文字も、配置やバランスでお墓の印象を大きく左右します。こちらも大きすぎるものよりは少し小ぶりなくらいが品よくまとまる傾向があるかなと感じてます。何事もデザインには余白が大事と考えておりますので。
そして文字彫刻に入れる色ですが、こちらは叶うことなら色入れなしが好み!ただし色入れしないと全く文字が読めないような石種もあるので、それは避けます。
④壇上式基壇!
もう墓屋としてぜひおすすめしたい。というか、自分ならこれで建てる。というのがこの壇上式基壇。
理由は、何を隠そうカッコいいから。
もう抜群にカッコいいお墓になるんです。
しかも相対的に墓石を小さくしても上品にまとまります。お品がよい。
また地上納骨室なので、スペースを大きく確保できますし、骨室内の湿気対策としても優秀!
土地により、デザイン的な造形は様々ありますが、私としてはあまり曲線は用いず、直線基調でかつ重々しくないサイズバランスが肝かと思います。
威を表す城のような感じではなく、
大切な宝物を表現するためのもの。
以上、いかがだったでしょうか?
よろしければご参考くださいね。